Next Market
該当数
1

テクノロジーを活用して保健医療情報を整備したい

ガーナ共和国

1. 保健医療情報の整備におけるモバイル・テクノロジーの活用 中央政府の政策及び現場のサービス提供の計画、モニタリング、 評価の各段階においては、個人及び施設ベースの保健医療情報を 正確に収集及び分析し、意思決定に反映していくことが不可欠で ある。当該国(人口約 2400 万人(2010 年))においては次のよ うな課題を有しており、テクノロジーによるイノベーションによ り問題解決に資することが期待される。 (1) 施設ベースの情報整備における活用 当該国においては、公的保健医療サービスの実施機関であるガ ーナ保健サービス(GHS)が、Web 経由のソフトウェアシステム (District Health Information Management System 2 (DHIMS2)) を全国で運用しており、施設ベースの保健医療統計情報が統合さ れて毎月、郡から州へ、州から国へと報告されている。 これらの医療統計情報の収集にあたっては、サービスの末端で ある亜郡で地域保健活動を担う駐在型地域保健師が用途別の複数 の記録台帳(紙媒体)を用いて地域住民の情報を記録及び管理し、 これを集計し郡保健局に報告、郡保健局はこれを精査し Web 経由 で情報を入力するプロセスとなっている。 しかしながら、記録台帳の記入や報告用紙の作成等に多大な時 間を要するため、家庭訪問等を含め住民に対する活動の時間の確 保に支障が生じている。また手書きのため誤記入等が生じる場合 があり、統計の正確性向上が課題となっている。 そのため、このようなサービスの末端レベルにも Web へのアク セスが望まれており、これらの端末で簡易に入力及び管理するこ とが可能なソフト(アプリ)の開発と運用、併せて業務の特性等 に応じてタブレットやモバイル端末の配布が課題となっている。 (2) 個人ベースの情報整備における活用 他方、当該国では、個人ベースの医療統計情報を収集及び管理 する仕組みは整備されていない状況である。僅かに、開発パート ナーの支援等により、妊娠・出産、乳幼児等の母子に関する内容 など、一部の疾病対策プログラム等においては個人の情報に関す る記録台帳(紙)は存在するものの、その情報は公的保健医療サ ービスの実施機関であるガーナ保健サービス(GHS)の末端の保健 医療施設での保管に留まっており、組織全体で政策策定やサービ スの実施に幅広く活用等されているとは言い難い状況にある。ま たこれら台帳のソフト化も行われていない状況にある。 GHS においては、住民台帳、母子に関する情報(例. 母子手帳) など政策策定やサービス実施において収集すべき個人ベースの情 報項目について計画策定する能力はあり、上記の通り一部分野での試行を通じて、将来的には個人ベースの情報整備を拡大し、1. の施設ベースの情報と統合運用する構想がある。しかしながら、 1.と同様に、これの実現に関わる係るソフト(アプリ)の開発と運 用、併せて業務の特性等に応じてタブレットやモバイル端末の配 布が課題となっている。 2. 保健医療従事者の継続教育及び住民へのサービス情報提供・教 育におけるモバイル・テクノロジーの活用 住民に対する地域保健活動は駐在型地域保健師が担っている が、前述のとおり多忙であることに加え、地方保健行政における 財源難等から、技術の維持及び向上に係る十分な継続研修、上部 施設からの技術モニタリング・指導等の機会が極めて限られた状 況にある。また、一人の駐在型地域保健師がカバーする人口は多 く、住民に対して十分に各種サービスの内容や日程を周知、また 健康教育等を施しているとは言い難い状況にある。 上述の 1. のとおり、末端までの情報整備が進めば、各種統計情 報を入力及び報告し作業が効率化することに留まらず、タブレッ トやモバイル端末等を最大限活用することにより、例えば、教育 及び技術情報に関する学習ソフトを利用し自身の技術的スキルを 向上させる、また登録された住民の情報を活用し予防接種など各 種サービスの情報を住民に配信する、家庭でのセルフケアなどに ついて教育すること等も可能になると考えられるが、これら、保 健医療従事者への継続教育及び住民へのサービス情報の提供にお けるソフト(アプリ)の開発と運用等、テクノロジーの活用は進 んでいない状況にある。 当該国では一般市民のモバイル、PC 等の普及率は向上してお り、端末活用にあたっての環境が一定程度あること、母子保健 (MDG 達成は困難な見通し)や非感染症、栄養に関する住民への 情報提供や教育が一層望まれていること、非感染症等の増大やエ ボラ・コレラ等の突発的な流行などに対応すべく特に現場の保健 医療従事者が知識等を更新していく必要があること等から、これ らテクノロジーの活用は意義と実施可能性が高いと考えられる。 活用が想定される製品・技術・ノウハウ ・電子端末、情報管理プログラム
想定される技術・製品
関係機関

ガーナ保健サービス(Ghana

想定エリア

アッパーウエスト州

広告代理店
英語 翻訳・通訳
元メーカー兼商社(海外事業部勤務)、現在日系コンサル会社勤務
起業家
越境ECコンサルタント
マーケティング
経営者
フリーランス(語学講師)