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米の生産性向上と収穫ロスを軽減させたい

ブータン王国

ブータンでは農業は GDP の約 17%(Bhutan at a glance 2017) を占め、総人口の総人口の 57.2%(2017 年)が従事する基幹産業 である。特に人口の 70%が集中する地方部では、そのほとんどが 農業で生計を立てている。しかしながら、国の大部分が険しい山 岳地帯のため、農家一戸当たりの平均経営面積は約 0.9ha と小規 模で、主食であるコメの生産性は 3.4 トン/ha と生産効率も悪い。 そのため主食である米の自給率は 50.3%(2017 年)に留まってい る。一方で若年人口の都市部への流出により、農村部の労働力不 足や高齢化が深刻化している。さらには、急峻な地形により耕作 地と作目が限定されていることに加え、市場や道路などのインフ ラ整備が不十分であるため、体系的な換金はほとんど行われてい ない。また、ポストハーベスト技術が未熟であり、付加価値ある 加工品の製造は発展途上である。 このような状況下で、食料自給率を改善しつつ、農家の所得改 善を図るため、ブータン政府は 1984 年に「農業機械化政策」を 策定し、農業機械化を進めてきているが、機械による耕耘は全農 地面積の 50%以下にとどまっている。また、当国の国家開発計画 である「第 11 次 5 か年国家開発計画」(2013 年 7 月-2018 年 6 月) でも、第1の柱である「持続可能で公平な社会経済開発」の中で、 穀物自給率の向上(2018 年までに 75%)を掲げていたが、達成 されていない。そのため現在策定中である「第 12 次五カ年計画」 では「食糧の安全保障」と「栄養と生活の改善」を農業林業省に おける主要戦略として位置づけ、農業機械化は農業省における優 先事項として掲げられている。 上述の通り、米はブータン国民の主食であるものの、自給率は 50%程度と低く、インドからの輸入に頼っている。このような状況下、収穫高強化及び耕地の増加による生産量の増加が必要であると同時に、収穫ロスの軽減が求められる。ブータンにおいて精 米率は約 60%と見積もられており、この比率は国際水準と比べ大幅に低い。性能の良い精米機を利用することで精米率 70%程度は 確保できると言われている。精米率 10%は精米約 8000 トンに値 し、その結果米の自給率は 8%増加することになる。また精米時 に割れない正常米や高水準な精白度の米を作り出すことにより、 高付加価値の米が生産できることになる。 なお、精米機を導入した際には、AMC における精米機の性能標準に照ら し合わせた BSB(Bhutan Standard Bureau)による認証を受ける ことが望ましい。 ■参考 各郡に一台配置した場合の必要台数 205 台(政府所有) ■活用が想定される製 品・技術・ノウハウ 精米機、保守管理技術指導、消耗するスペアパーツの製造技術指導
関係機関

MoAF、Ministry、AMC、Agriculture、FMCL、Farm

想定エリア

ブータン全土、稲作地帯

マーケティング
元メーカー兼商社(海外事業部勤務)、現在日系コンサル会社勤務
越境ECコンサルタント
広告代理店
経営者
英語 翻訳・通訳